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2008年用ですが、部分的に内容を更新しています(2010/06/14)。
また、[建築農業工作ゼミ2009-2010]とも連動していますので、そちらにも幾つかサンプルがあります。
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3/28/2009

DSbrut



DS brut($31.95/€26.00):上画像
ニンテンドーDSからUART、GPIO、PWM、ADC、I2Cなどの制御/通信が可能。
Atmega168(8MHz)を使用。
Arduinoソフトウェア(LilyPad Arduino用)でプログラムをアップすることが可能。

新型DS brut 3G(€38.00):
加速度センサADXL330内蔵型。

専用ファームウェア「libdsbrut-0.9」が最近リリースされたようです。
*ただし、最近のマジコンの流通規制との関係から利用は難しいのかもしれません(?)。

リンク:
DSbrut
electrobee

12/06/2008

スピーカ/音出力について

音を出力するものとしてコーンスピーカが一般的に使われますが、それ以外にも以下のようなものがあります。

・「圧電スピーカ」:パルスを送り振動させブザーのような音を鳴らす(「Arduino 圧電スピーカ」を参照)。
・「振動モータ」:偏心錘がついたモータによって振動させる(携帯電話のバイブレータなど)。
・「ソレノイド」:電磁石の力によって金属のシリンダーを往復運動させ、物体などをたたくことで音を出す。
・「パラメトリックスピーカ」:指向性スピーカ(超音波スピーカによる方向性/反射性のある音のビーム)。


・超磁歪素子という振動体を物体に接触させると、その物体がスピーカのように振動し音を出す機器として以下のようなものがあります。

どこでも伝導スピーカー ホワイト(p-0034-39)
ピーナッツクラブ
売り上げランキング: 7277

1550円

ピタッとスピーカー(ブルー)DN-A002BU
株式会社 StrapyaNext
売り上げランキング: 14047

2980円から。

何でもスピーカーGPECKER
日本電話施設株式会社
売り上げランキング: 12997

5500円。

エンティス デジタルサウンドジェネレーター Tunebug-Vibe Tunebug-vibe
エンティス (2009-12-18)
売り上げランキング: 3390

7971円。

DESIGN FACTORY どこでもスピーカー
㈱デザインファクトリー
売り上げランキング: 13234

4280円。

NIMZY VIBRO BLASTER SILVER
NIMZY VIBRO BLASTER SILVER
posted with amazlet at 09.07.29
海連 (2006-10-31)
売り上げランキング: 42650



デバイスネット ヨロズオーディオ DN-A001
デバイスネット (2008-12-05)
売り上げランキング: 19195

5577円。



また、音の入力装置(通常のマイク以外)として「ギター用ピックアップ」のように金属弦の振動を磁気的に拾いとる部品もあります。


あるいは磁気テープを読み取る場合、以下のような製品のヘッド部分を取り出して利用することもできます。
カセットテープヘッドについてのまとめ。

680円。
以下は改造例。

11/22/2008

工作機械について


「旋盤」では、取り付けた材料(金属や樹脂など)を回転させ、バイト(刃)で切削し、回転系の部品(車輪、プーリーなど)を制作することができます。旋盤加工できる部品の寸法は、旋盤の「心間(回転体材料の長さ)」と「心高(回転体材料の半径)」によって決まります。より大きな部品を制作する場合は、この二つの寸法が大きな機種を選ぶ必要があります。



「フライス盤」では、スライドテーブル上に取り付けた材料(金属や樹脂など)を移動させることで、直線や円形に溝加工したり、エッジを段状に加工したり、材料表面をフラットに切削したりすることができます。材料を固定するスライドテーブル(XY方向の移動量)や回転テーブルのサイズによって加工サイズが決まります。

「旋盤」と「フライス盤」を組み合わせれば、ほとんどの機械部品を制作することができると言われています。


小型工作機械メーカー/販売:
ベルメックスインターナショナル
寿貿易/メカニクス
東洋アソシエイツ
プロクソン





工具屋ドットコム楽天市場店
プロ工具にDIY モンジュSHOP
ケンチクボーイ
卸問屋 都築屋本舗

6/22/2008

素材実験/小型・薄型の材料



電子部品のなかには、「チップLED」や「チップ抵抗」などのように、1mm以下の極小さい部品もあります(Arduino基板上にも載っています)。これらを用いることで、小さく薄いものもつくることが可能になります。バッテリーにおいても、腕時計などに用いられている小型のボタン電池もありますが、「ぺーパーバッテリー」というものもあります(厚さ0.6mm)。LEDを点灯させるには、2.5V程度必要になるので、1.5Vの「ぺーパーバッテリー」であれば2つ直列つなぎする必要があります。「導電性テープ」などを用いて、接点同士をつなげるといいでしょう。「導電性テープ」は接着面も導電性があるので、重ねて貼ることができます。「チップLED」などは、導電性テープ上に直接ハンダづけしてもいいのですが、熱で損傷しやすいので、イージスペンなどを接着剤のようにつかって固定するのがいいでしょう(ただ取れやすいので、きちんと固定したい場合は、ハンダづけするほうがいいかもしれません)。

素材実験/鉛筆の描画線



導電性素材実験として、紙の上に鉛筆で描いた線を可変抵抗器として使う実験をします。
まず、普通のコピー紙などにHBの鉛筆でやや濃いめに太さ5mm、長さ100mm前後の太い線を描きます。テスターを用いて、その線の両端での抵抗値を求めます。今回は結果として、約100KΩの抵抗値を確認できました。上図のように、ミノムシクリップで両端をはさみ、鉛筆で描いた線と同程度の抵抗(100KΩ)をマイナス側に直列つなぎし、Arduinoの5V端子とGND端子に接続します。もうひとつのミノムシクリップ(緑)で鉛筆の線の途中部分をはさみ、Arduinoのアナログ入力へ接続します。これで、一応鉛筆で描いた可変抵抗器ができあがります。抵抗値の変化をanalogRead()で読み取り(今回は読み取り値を4で割る)、analogWrite()でLEDに出力します。緑のミノムシクリップの位置を変えることで、LEDの明るさが変化します。

Arduinoのプログラム:

void setup(){
//特になし
}
void loop(){
//アナログ入力:0番ピンを読み取り4で割る
int val=analogRead(0)/4;
//アナログ出力:3番ピン
analogWrite(3,val);
}


鉛筆自体の濃さ、線の濃さ、太さ、面積などで抵抗値は変わります。接触不良になりがちなので、多少濃いめに描くといいでしょう。その他の素材/材料などでも同様の実験は可能です。最初にテスターで抵抗値や導電性を確かめてから実験を行ってください。テスターで抵抗値を計測するには、ダイヤルなどで機能を切替する箇所を「Ω」のマークがついている部分に合わせてください。


MonotaRO デジタルカードテスター

6/18/2008

導電性素材/材料について



Fabric Square」では、電子工作関係のショップで手に入るコンポーネント化されたセンサやアクチュエータの組合わせの実験/制作だけではなく、物質を通して電気が流れるという現象を素材/材料レベルにおいても実験していきたいと思います。そのため、電子部品以外の身の回りにある素材や、電子工作関係以外にある特殊な素材についても今後フォーカスしていきます。

次回の授業(6/21)では、導電性素材の実験を行いたいと思います。
各自導電性素材/材料をいくつか持参して来て下さい。
テスターがあると便利です。今後も実験や制作で使用するので購入することをおすすめします。

一般的には、鉄や銅などの固形で硬質な金属に電気を流しますが、このような素材/材料以外のもので、柔軟性があったり、固形ではなく流動的であったり、形が変化するもの、普段通電するためのものとして使っていないけれども導電性のあるものも利用していきます。以下にいくつかサンプルを挙げておきます。

電子工作材料:
 導電性テープ(銅箔/アルミ箔テープ)
 導電性接着剤
 導電性エポキシ接着剤
 イージスペン(ペン型簡易回路形成用導電ペースト)
 フレキシブルストレッチセンサ(伸縮ゴム抵抗)
 バイオメタル人工筋肉(電気で伸縮するワイヤー)

その他素材/材料:
 導電性糸
 導電性布地
 導電性ゴム
 金属箔(金箔など)
 金網
 磁石
 カーボン(ファイバー/粉末など)

日常にあるもの:
 アルミホイル
 銀紙(タバコや菓子類の箱の中紙など)
 鉛筆(芯部分/紙上に描いた線や面)
 食塩水
 果物(レモン果汁など)
 鎖(あるいは自転車のチェーンなど)
 炭(備長炭など)
 石鹸(適度な柔らかさがあり、LEDのピンなどをさしやすい)
 人間の体(危険なので高電圧/高電流では実験しないで下さい)


*尚、上記以外にも、通電可能な素材/材料あるいは通電させるための工夫を見つけたら、随時このページに掲載していきます。家庭用電源AC100V(交流)での実験は危険なので、乾電池やテスターなどで実験してください。


カスタム デジタルテスタ


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