INDEX(各項目ごとの目次)

[HOME]  [Processing関係]  [Arduino関係]  [マテリアル関係]  [秋葉原工作マップ]

2008年用ですが、部分的に内容を更新しています(2010/06/14)。
また、[建築農業工作ゼミ2009-2010]とも連動していますので、そちらにも幾つかサンプルがあります。
:

6/22/2008

素材実験/鉛筆の描画線



導電性素材実験として、紙の上に鉛筆で描いた線を可変抵抗器として使う実験をします。
まず、普通のコピー紙などにHBの鉛筆でやや濃いめに太さ5mm、長さ100mm前後の太い線を描きます。テスターを用いて、その線の両端での抵抗値を求めます。今回は結果として、約100KΩの抵抗値を確認できました。上図のように、ミノムシクリップで両端をはさみ、鉛筆で描いた線と同程度の抵抗(100KΩ)をマイナス側に直列つなぎし、Arduinoの5V端子とGND端子に接続します。もうひとつのミノムシクリップ(緑)で鉛筆の線の途中部分をはさみ、Arduinoのアナログ入力へ接続します。これで、一応鉛筆で描いた可変抵抗器ができあがります。抵抗値の変化をanalogRead()で読み取り(今回は読み取り値を4で割る)、analogWrite()でLEDに出力します。緑のミノムシクリップの位置を変えることで、LEDの明るさが変化します。

Arduinoのプログラム:

void setup(){
//特になし
}
void loop(){
//アナログ入力:0番ピンを読み取り4で割る
int val=analogRead(0)/4;
//アナログ出力:3番ピン
analogWrite(3,val);
}


鉛筆自体の濃さ、線の濃さ、太さ、面積などで抵抗値は変わります。接触不良になりがちなので、多少濃いめに描くといいでしょう。その他の素材/材料などでも同様の実験は可能です。最初にテスターで抵抗値や導電性を確かめてから実験を行ってください。テスターで抵抗値を計測するには、ダイヤルなどで機能を切替する箇所を「Ω」のマークがついている部分に合わせてください。


MonotaRO デジタルカードテスター

0 件のコメント:



[目次:Processing関係]  [HOMEへ戻る]  [目次:Arduino関係]