Processingのアプリケーションを開くと以下のような画面が現れます。
画面上部メニューバーのHelp>Referenceを選ぶと、プログラミングで使用される言語や関数がカテゴリーごとに列挙されているページが現れます(ProcessingのサイトにもReferenceのページがあります)。すべての言語を覚えるのは大変なので、必要に応じて辞書のように参照しながら、プログラムを書いていきます。それぞれの言語(関数)をクリックすれば、使用法のサンプルページが出てきます。
例えば、Shapeのカテゴリーの2D Primitivesの中のrect()という関数は、長方形を描くためのものです。
rect(10,30,40,20);
と書けば、X座標が10で、Y座標が30の場所に、幅40で高さ20(単位:ピクセル)の長方形を描くということになります。
カッコの中の4つの数値はそれぞれ順番にX座標、Y座標、幅、高さに対応しています。
四つの数値の間のカンマや最後のセミコロンを忘れないように書いてください。
大文字、小文字(半角英字)も間違わないように書いてください。
ちなみに、画面上の(0,0)座標は左上の角となります。左から右へX座標はプラスになっていきますが、注意しなければいけないことは、Y座標に関しては、上から下へ向けてプラスになるので、いわゆる数学で扱われる座標の向きとは異なります。
とりあえず、rect(10,30,40,20);をプログラムを書く欄に記入して、左側にあるRunボタンもしくはメニューバーのSketch>Runをクリックすれば、プログラムが開始され、その結果が別画面で現れます。その画面を閉じれば、そのプログラムは終了します。
以下のようにもう一行追加すれば、
size(200,300);
rect(10,30,40,20);
表示画面の大きさを幅200、高さ300ピクセルと指定して先ほどの長方形を描くことができます。
size()のカッコの中の二つの数値は画面の幅と高さに対応しています。もし、画面サイズを指定せず何も書かなければ、自動的に初期設定のサイズ(100x100ピクセル)が適用されることになります。
さらに、もう一行追加して、
size(200,300);
background(100);
rect(10,30,40,20);
と書けば、表示画面の背景色を指定して描画されます。
background()のカッコの中には、0から255までの数値が入ります。0は黒、255は白、その間の数値は段階ごとのグレーになります。background(255,100,30);のように3つの数値をカンマで区切って入れれば、それぞれの数値はRed,Green,Blueに対応しRGB色を指定することができます。例えば、赤ならbackground(255,0,0);で黄色ならbackground(255,255,0);です。
このような細かな設定については、冒頭で述べた「画面上部メニューバーのHelp>Reference」のページへ行き、それぞれの言語の使用法から調べることができます。
4/20/2008
4/19/2008
Processingのダウンロードとインストール
まずは、今後の制作や表現をアシストするプログラミングの基本から始めます。
このゼミでは、Processingという開発環境(プログラミングのためのソフト)を用います。
無料でインターネットからダウンロードして利用でき、図形描画、画像、動画、音、3Dモデル、外部機器との接続(Webカメラやゲームコントローラ、自作の入出力ディバイスなど)、様々なものを扱うことが可能となります。
Processing(http://processing.org)のサイトにアクセスし、サイト内のダウンロードページ(http://processing.org/download/index.html)からダウンロードすることができます。
上画像のバージョンは135ですが、最新版(2010年5月現在では)は1.1になっています。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして展開するとProcessingというフォルダが現れ、それをMacintoshの場合アプリケーションのフォルダ、Windowsの場合Program Filesに移し入れます。これでインストールは完了です。
インストールしたProcessingのアイコンをダブルクリックすればアプリケーションが開きます。
このゼミでは、Processingという開発環境(プログラミングのためのソフト)を用います。
無料でインターネットからダウンロードして利用でき、図形描画、画像、動画、音、3Dモデル、外部機器との接続(Webカメラやゲームコントローラ、自作の入出力ディバイスなど)、様々なものを扱うことが可能となります。
Processing(http://processing.org)のサイトにアクセスし、サイト内のダウンロードページ(http://processing.org/download/index.html)からダウンロードすることができます。
上画像のバージョンは135ですが、最新版(2010年5月現在では)は1.1になっています。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして展開するとProcessingというフォルダが現れ、それをMacintoshの場合アプリケーションのフォルダ、Windowsの場合Program Filesに移し入れます。これでインストールは完了です。
インストールしたProcessingのアイコンをダブルクリックすればアプリケーションが開きます。
ラベル:
processing
授業概要
建築発明工作ゼミにおいては、プログラミング、エレクトロニクス、メカニクス、素材加工という今日用いられている様々な技術を横断的に習得します。設定した目的やアイデアに沿って制作していきますが、技術習得中における技術的発見から偶発的なアイデアが生成されることも同時に期待します。はじめに予定していたアイデアとは異なるこのような技術的発見が、最初の発明的行為となります。この場合のアイデアとは、技術的アイデア(コンピュータの演算レベルにおけるアイデア/電気的特性におけるアイデア/素材加工法におけるアイデアなど)として、偶発的ながら即座に現象化可能なものとなるはずです。この偶発的かつ技術的アイデアが、次に行われるであろう行為の問題提起や表現の橋渡しとなるでしょう。初期アイデアと偶発的技術的アイデアの組合わせ/試行/実験を繰り返し、一つの場面を建築という社会的環境/生活的空間につくりあげていきます。
それぞれの技術は専門的であり通常分業化されていますが、ひとつの技術に固執する習得法ではなく、複数の技術を連関させながら同時習得することを目指し、個人の視野や能力を拡張させることも同時に目的とします。
制作されるものは、ものごとをスタティックに定義づける役目を果たすというよりも、常に変化し続ける時間/状況/人々に対応する流動的なものとなります。そのために個人レベルで様々な技術を用いツール/ディバイス/ガジェットを段階的に制作するところから始めます。そして、それらを応用拡張し、実際の空間や生活につながる状況を導きだします。
「使用機材/道具類」
プログラミング:
*コンピュータ(Windows/Macintoshどちらでも可)
各自ノートパソコンを持参することが望ましい。
*開発環境(プログラミングするためのフリーのソフトウェア/インターネットからダウンロード可)
Processing (http://processing.org)
Arduino (http://arduino.cc)
*参考書籍
「Built with Processing (改訂版)」(ビー・エヌ・エヌ新社)
「Making Things Talk(英語版)」(Oreilly & Associates Inc)
電子工作:
*マイクロコントローラ/Arduino Diecimila基盤
メカロボショップ (http://www.mecharoboshop.com) ¥4361
Sparkfun (http://www.sparkfun.com) $34.95
*半田ごて、テスター、ブレッドボード、ジャンパワイヤ、ラジオペンチなど
秋月電子 (http://akizukidenshi.com)
千石電商 (http://www.sengoku.co.jp)
*電子部品/センサー類:(必要に応じて各自購入)
上記あるいは下記ショップにて購入
マルツパーツ館 (http://www.marutsu.co.jp)
ツクモロボット王国 (http://www.rakuten.co.jp/tsukumo/index.html)
ストロベリーリナックス (http://strawberry-linux.com)
Sparkfun (http://www.sparkfun.com)
Parallax (http://microbot-ed.com/j_titlepage.html)
素材加工:木、金属、プラスチックなどの加工/メカニカルな部品製作
*ノコギリ、金属用ノコギリ、ヤスリ、ペンチ、ドリルなど(日曜大工用具一式)。
(学内機材:ボール盤、小型旋盤、小型フライス盤、丸ノコ、模型用卓上丸ノコ、ジグソー、ドライバドリル)
毎回の授業では、空間を前提としたテーマに沿って表現を試行します。
その都度、表現に用いられる技術的なトピックについて平行して演習します。
はじめの段階から、上記すべての機材や道具をそろえる必要はありません。
必要なものは、授業内あるいはこのブログにおいて連絡します。
それぞれの技術は専門的であり通常分業化されていますが、ひとつの技術に固執する習得法ではなく、複数の技術を連関させながら同時習得することを目指し、個人の視野や能力を拡張させることも同時に目的とします。
制作されるものは、ものごとをスタティックに定義づける役目を果たすというよりも、常に変化し続ける時間/状況/人々に対応する流動的なものとなります。そのために個人レベルで様々な技術を用いツール/ディバイス/ガジェットを段階的に制作するところから始めます。そして、それらを応用拡張し、実際の空間や生活につながる状況を導きだします。
「使用機材/道具類」
プログラミング:
*コンピュータ(Windows/Macintoshどちらでも可)
各自ノートパソコンを持参することが望ましい。
*開発環境(プログラミングするためのフリーのソフトウェア/インターネットからダウンロード可)
Processing (http://processing.org)
Arduino (http://arduino.cc)
*参考書籍
「Built with Processing (改訂版)」(ビー・エヌ・エヌ新社)
「Making Things Talk(英語版)」(Oreilly & Associates Inc)
電子工作:
*マイクロコントローラ/Arduino Diecimila基盤
メカロボショップ (http://www.mecharoboshop.com) ¥4361
Sparkfun (http://www.sparkfun.com) $34.95
*半田ごて、テスター、ブレッドボード、ジャンパワイヤ、ラジオペンチなど
秋月電子 (http://akizukidenshi.com)
千石電商 (http://www.sengoku.co.jp)
*電子部品/センサー類:(必要に応じて各自購入)
上記あるいは下記ショップにて購入
マルツパーツ館 (http://www.marutsu.co.jp)
ツクモロボット王国 (http://www.rakuten.co.jp/tsukumo/index.html)
ストロベリーリナックス (http://strawberry-linux.com)
Sparkfun (http://www.sparkfun.com)
Parallax (http://microbot-ed.com/j_titlepage.html)
素材加工:木、金属、プラスチックなどの加工/メカニカルな部品製作
*ノコギリ、金属用ノコギリ、ヤスリ、ペンチ、ドリルなど(日曜大工用具一式)。
(学内機材:ボール盤、小型旋盤、小型フライス盤、丸ノコ、模型用卓上丸ノコ、ジグソー、ドライバドリル)
毎回の授業では、空間を前提としたテーマに沿って表現を試行します。
その都度、表現に用いられる技術的なトピックについて平行して演習します。
はじめの段階から、上記すべての機材や道具をそろえる必要はありません。
必要なものは、授業内あるいはこのブログにおいて連絡します。
4/09/2008
建築発明工作ゼミ開講
4/19(土)14:00から授業を始めます。
受講者は、各自のノートパソコンをご持参ください。
(Windows/Macintoshどちらでも可)
持参できない場合は、学校のコンピュータを使うことになります。
授業の詳細は当日行いますが、事前に質問があれば、コメントで返してください。
受講者は、各自のノートパソコンをご持参ください。
(Windows/Macintoshどちらでも可)
持参できない場合は、学校のコンピュータを使うことになります。
授業の詳細は当日行いますが、事前に質問があれば、コメントで返してください。
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